昼と夜のデイジー あとがき

本作、最大の良かったところは、これ。
完結させられたこと(爆)。これに尽きます。
『10年ひと昔』という意味がよくわかるぐらい、自分があの頃この話をどうしようと思っていたのか忘れており、自分で自分にがっかりしました。
実はこの作品、もともと他の作品と比べると構想が薄かったのです。
就職し、社会の荒波にもまれだして落ち着かなかったのもあり、ちょっと最後らへんやっつけ感もあって…。
再開してから辻褄をつけるために脳内で『あーでもないこーでもない』とした結果ごちゃごちゃし始め、収集をつけるために登場させた「ヤマダ」が思った以上にキャラが濃くなって独り歩きし、最初に出した箒とモップの存在が薄くなり、散らかした伏線がばらばらっと散らかって…嗚呼…。
単独で読んでも面白い話にしたかったんですが、他の作品なしだと辛くなってしまったかもしれないことも反省点。
読者の方としては色々言いたいことがあると思いますが、なんとかおしまいまで持ってこれただけでOKとさせてください。
そんな本作を最後まで読んでくださりありがとうございました。
特に連載開始当初からの読者の方には感謝の一言です。
次はちょっとお休みを挟んでテーマ重めの短編OR中編を書いてみようかと思っていたんですが、昨今の社会情勢的に暗い話UPするのはなぁ~とか思って悩んでいます。
時期的に時間が取れるか…ん゛~…まあ、やってみます。
では、また。

2020/4/1 楕草晴子