2つめの後書きまでご来訪いただきありがとうございます。
初めて自分が書いたお話全体を読みかえしました。
謝罪が三つあります。
1.誤脱、UP誤りが大量発掘されました。見つけた所は全て直しました。
2.年齢など、一部に不整合がありました。見つけた所は全て直しました。
3.1話目から数話、改行が少なくてとっても読み難い&文体が通して読むと違和感アリ…。
改行を増やした上で、最低限直した方が良いと思った箇所を直しました。
この3点、文章の誤字脱字が多い人間が書いたものを、半年強という長期間に渡り全力疾走で連載したことによる弊害と思っています。
3については特に、初読の印象が好きだったという読者様もいらっしゃるかと思うのですが、作品全体の安定感を優先させました。
本っっっっっっ当に申し訳ありません。
ではここからは内容について。
本作、楕草が描いている作品で初めてーーこれで最後になるかも知れないですがーー大きなテーマが二つありました。
☆テーマ1.人間を書く
昔から、このテーマで死ぬまでに何かしらの作品を残してみたい! と思っていて、今回一念発起した次第です。
これをやるために、宗教と哲学をちみちみ練りこんだ上で小難しさを感じさせない語り口にしてみています。
うまくいったかはなんとも…ですが、結果として主人公があんな感じになりました(笑)。
楕草の持っている少ないその手の引き出しはこの作品でほぼ出しきっています。
これより深いのは楕草のスペックでは書けません。
☆テーマ2.オリジナリティって何? を問いかける
このおかげで楕草的には世の中に対してかなり挑戦的な描写をすることになりました。
色々引用しまくり、WEBで個人が出しているファンタジー小説にあんまり見かけない展開・見かけない感じのオチにする、という二つの手段と作品展開を通してなんとか成立しているこのギリギリを走った目論見は、読者様が皆さん温かい方ばかりでお目こぼしいただいてなんとかなった面が大変大きいと思っています。
寛大な御心で読んでくださったこと、御礼申し上げます。
『新説 六界探訪譚』はWEBの素人小説ですが、引用元はプロ中のプロの方々の一級品で、どれも素晴らしい品です。
『新説 六界探訪譚』内での扱いが良くないもの(モブちっくな出演だったり、踏みつけられたり)や、『なんのこっちゃ』と思われる箇所もあるかと思いますが、作品と登場人物の性格上致し方ないのと、楕草の描写力のなさでいまいちになっているだけです。
引用元の展開は作品の舞台設定上しないつもりです。『アレかなぁ…?』とお気付きの聡い皆様方、『新説 六界探訪譚』はつまんなかったら途中で放り出してもいいので、『アレ』のほうはぜひお目通しOR再見下さい。
10年振りのWEB連載で気合いれて書いていたのですが、更新速度を保つために本業が疎かになっていたのと、書くことが戦いのようになっていた節があってちょっと疲れました。
プラットフォーム『アルファポリス』『なろう』にも並列でUPし、10年で色々様変わりしているのを感じるのは面白かったのですが、仕事しながらこの速度設定で走ったのはちょっと馬力かけ過ぎでしたね…。
この作品はこの後『アルファポリス』『なろう』以外のプラットフォームにもUPしてみようと思っています。
また、夏頃から、書きかけだった旧作品の続きを書いていく予定でおります。
それまでは暫く休憩し、次作品以降更新頻度は週1前後まで落として、本業ともうちょっといい感じのバランスを保って続けていく方向性を探りたいと思います。
のんびりになってしまいますが、またお時間ある時にのぞいて頂ければ幸いです。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
2019/5/2
楕草 晴子